チキン 「ドロップ前夜の物語」 ベストバトルTOP5!!

こんにちは、ごりょうです。

 

今回はチキンで描かれている喧嘩のなかで

個人的に好きな喧嘩をランキング形式で

紹介していきます。

 

第5位 アカシ vs 日向 (第2巻)

(作画引用・出典 チキン ドロップ前夜の物語 井口達也 秋田書店)

第5位はアカシ(狛北2年)と日向(狛西3年)のタイマンです。

この対決の当日の朝、アカシは狛西の生徒たちにボコされてしまいます。

しかし、「今日の喧嘩は今日のうちに」というアカシのポリシーから、狛西の生徒を拉致し日向たちを五本松に呼び出します。

タイマンの前には因縁のある沖浦がアカシに襲いかかってきますが、アカシはそれを一撃でぶちのめします。

そしてタイマンが開始されるのですが、日向は両手に金属のナックルをつけており、アカシはダウンしてしまいます。

日向が油断しアカシを起き上がらせた瞬間、アカシは日向にアッパーを決めアカシが勝利します。

この喧嘩を5位に選んだのはは、達也が初めてまともにアカシのタイマンを見たことで、達也の中でも変化が起き始めた大事な喧嘩であるからです。

また五本松という喧嘩の聖地で、隠れて喧嘩を覗く達也の気持ちが読者にも伝わってくるような描写となっています。

 

第4位 アカシ vs 石岡 (第3巻)

(作画引用・出典 チキン ドロップ前夜の物語 井口達也 秋田書店)

第4位はアカシ(狛北2年)と石岡(町田七中2年)のタイマンです。

この二人は作中を通して何度か喧嘩しているのですが、今回選んだのは二人が初めて対面し喧嘩をした場面です。

 

アカシは先ほど紹介した狛西との喧嘩で沖浦に刺されてしまい、一ヶ月ほど入院してしまいます。そして退院の日、アカシは達也と秀樹を連れて散歩をしていたところ、五本松で石岡と沖浦に出逢います。

町田から来た特攻服男が沖浦と一緒にいる時点でアカシや達也からすると喧嘩モード突入です。石岡もその前に鉄也をボコっておりアカシを挑発します。

そこで二人の喧嘩が始まるのですが、この喧嘩は引き分けに終わります。

日向を倒したアカシと引き分けるなんて、読者からするととんでもなく強いキャラが出てきたと思ってしまいますが、その予想通り今後作品を通してかなり重要なキャラになっていきます。

そんな石岡との初対面のシーンが第4位となりました。

 

第3位 アカシ&鉄也 vs キカク&リヒト (第11巻)

(作画引用・出典 チキン ドロップ前夜の物語 井口達也 秋田書店)

第4位はアカシと鉄也(狛江愚連隊)と荒井亀鶴と荒井莉人(町田國士闘魂會)のタイマンです。

ミツルを石岡に倒され怒りが抑えきれなくなっていたアカシと鉄也は、石岡を探すため國士闘魂會へ乗り込みます。そこで石岡の前に相対することになったのがキカクとリヒトです。この二人は國士闘魂會に吸収される前に府中で族に入っていました。二人はボクサーをしており、喧嘩の実力は相当なものでした。

アカシはキカク、鉄也はリヒトとタイマンをするのですが、アカシと鉄也がそれぞれ一度ダウンしてしまいます。しかし二人は起き上がり、見事に逆転で勝ってしまいました。

この喧嘩が好きな理由は、アカシの「こういうタイプでこいつよりパンチあるやつ知ってるわ まあ勝ったけど」という台詞と、鉄也の「俺もこいつより速えやつに勝ったことあるし 余裕でよぉ」というセリフがカッコいいからです。アカシはクロのこと、鉄也はシロのことを言っていると思うのですが、同じ中学生であるシロクロの実力を認めた上で、國士闘魂會の二人を倒すところにかっこよさを感じました。

また、またダウンしてどっちが先に立ったのかを言い合っているアカシと鉄也に対して、「どっちでもいーよ さっさと片付けちまえよ」とノブオが言っています。このシーンから、ノブオもアカシと鉄也がこの二人に負けるわけがないと信じ切っていることが伝わってきてとても好きなシーンです。

 

第2位 アカシ vs 鬼束 (第7巻~第8巻)

(作画引用・出典 チキン ドロップ前夜の物語 井口達也 秋田書店)

第2位はアカシ(狛北2年)と鬼束(調布南3年)のタイマンです。

このタイマンが実現するまで、アカシは何度も鬼束に喧嘩を売りに調布南中に行っては返り討ちにされてきました。何度も挑戦するうち遂に鬼束に喧嘩を売ることに成功したアカシは、五本松で決着をつけることに決めます。

遂にタイマンが始まりますが、噂通り鬼束はアカシがこれまで戦ってきた相手とは比べ物にならないほど強いことがわかります。お互い全力を出し遂にはアカシが勝利するのですが、この喧嘩の中で鬼束が全中制覇で負けられない理由も明かされ、鬼束の人間味も感じることができました。

このタイマンが好きな理由として、

これまで他の中学と喧嘩してきたアカシが、調布狛江の中学生で最強と言われる鬼束を倒すことで作品的には次の暴走族の世界へと移り変わってゆくからです。この喧嘩でアカシは中学生トップクラスの実力を持つことをみんなが認め始めます。

そしてもう一つの理由として、鬼束というキャラの面白さです。読者からすると、このタイマンまでの鬼束のイメージは悪魔のようで誰もが恐れるものでした。しかし、アカシとのタイマンで全力を出して戦い、いちいちダウンを数えるのもめんどくさいと言ったり、単純な力比べみたいな喧嘩も悪くはないと言ったりして、意外と普通な一面もあることがわかります。鬼束もアカシや石岡と同じく今後ずっと関わっていくことになる重要な人物ですので、第2位に選びました。

 

第1位 美咲&杉本 vs 石岡&沖浦 vs 鬼束&藤堂 (第13巻)

(作画引用・出典 チキン ドロップ前夜の物語 井口達也 秋田書店)

1位に選んだのは美咲と杉本(狛江愚連隊)、石岡と沖浦(國士闘魂會)、鬼束と東堂(調布鬼兵隊)

の喧嘩です。3つの族が同時に衝突したシーンです。

舞台は調布鬼兵隊の総長、東堂の引退集会の日でした。名前を売りたかった石岡をはじめとする國士闘魂會は、引退集会潰しと言って、他の族の引退集会を襲撃していました。そして調布鬼兵隊の引退集会にも手を出してしまうのですが、正面から戦っても勝てないため汚い手を使って事故を起こさせ、東堂と鬼束の二人が孤立します。その二人を石岡と沖浦が追いかけ、沖浦が東堂と鬼束のバイクを転倒させます。最後はタイマンでケリをつけたかった石岡と沖浦が揉めているところ杉本と美咲が現れ石岡を殴り飛ばします。狛江愚連隊からしても、ミツルの敵である石岡が鬼兵隊の引退集会潰しでやられてしまうことは面白くなく、自分たちが敵をうつべく石岡を襲います。

杉本と石岡がタイマンしているところ(美咲と沖浦もケンカしてる)鬼束が起き上がり杉本と石岡をぶっ飛ばします。

鬼束から見ると、東堂総長の引退集会を、この二つの族が襲いにきたと思ってもしょうがありません。チキンに登場する主要なこの3つの族が、三つ巴で衝突してしまったこのシーンですが、このような場面はほかにないのではと思いこのバトルを1位に選びました。

杉本・鬼束・石岡は作中でもトップクラスに強いキャラですし、その三人が一度に相対するだけでも燃えてきますよね。

 

というわけで以上が僕の好きなバトルのベスト5でした。

 

こうしてみると石岡多いなw

個人的に推しキャラです